BuddyBoggyの日記

徒然なるままに

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

読書感想 羊と鋼の森 宮下奈都さん

さすがは本屋大賞 面白かった、これに尽きる。印象に残る言葉も、ちりばめられて、読後感が清々しい。 これは、ステキな本です。 森が隠れたテーマかも ピアノから紡ぎ出される音楽を、森に喩えて細やかに表現されています。 主人公が、森の中を歩いて感じる…

読書感想 かけら 青山七恵さん

何て言ったらいいのか… 本を読んで、こんな気分は初めてかもしれない。 読後感が、フワフワ漂っていて、自分で掴めない不思議な感じ。 面白かったか? 面白いとか、面白くないとか、そういう次元とは全くかけ離れた本なのかも。 手触り感が無く、取り残され…

読書感想 あなたは、誰かの大切なひと 原田マハさん

読んだ後、ほんのりと心が温かくなる、そんな物語り6編から成る本です。 きっと、つながっている 家族と、恋人と、そして友達と、きっと、つながっている… そんな事が、なかなか信じられない状況が周りに一杯あるけど、でもきっと繋がっているんだと信じたい…

読書感想 ふたつのしるし 宮下奈都さん

2人だけに分かるしるし、赤い糸 きっとどこかに、2人だけが分かるしるしを持っている人が居る、2人は生まれる前から繋がっていて、何も言わなくても分かり合える、そういう人(相手)がきっと居る、そんな希望を持たせてくれる本でした。 周りと少し違う、で…

読書感想 笹の舟で海をわたる 角田光代さん

やっぱり、角田光代さんは、何とも言えず、重くて、心に響きますね… 過去から未来、流れゆく人生 子供の頃の戦争時の疎開体験から、2人の女性と家族が織りなす物語。 老年になり、振り返ることが多くなった人生に「たられば」は意味を持たないけれど、考えざ…